荒惣ブログ
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英語学習雑感 ~社長の言語散歩~

旧中条町に生まれて、19歳~27歳までの8年間を東京での学生・就業生活していた年月を除き67年近くこの町に暮しております。
私の住んでいる本町の旧下町は中条小学校・中条中学校・中条高校と通学には持って来いの所でありました。
又、駅・役場・郵便局・登記所(法務局)にも近く、商店街・映画館・飲食店・歓楽街が軒を連ねており、多くの人で溢れ・購買・消費も盛んでした。
此の背景には池田隼人内閣下での所得倍増計画による経済政策の影響も有ったのでしょう。
其の様な世相の中、国外から怒涛の勢いで異文化が流入した時代でもありました。
団塊の世代である我々には少なからず欧風心酔の風は魅力的なものでした。
イギリスからビートルズ所謂リバプールサウンドが日本の若者を虜にしたわけですが、私も其の旋律に驚き、聞き惚れました。発売元はオデオンと言うレコード会社で旧上町の北越電機商会さんの2Fで販売していました。シングル版350円親に無心しては何枚も買いました。
人気曲「抱きしめたい」は日本の題名。原名で「I want to hold your hand」で表紙の裏面に湯川れい子さんの訳詩が書いてあり、習いたての英語でしたが、詩の原文に辞書を片手に訳文を試みたものの彼女の意味するところには程遠いものでした。「何故このような解釈になるのか?」難しいものだと思いつつそのフレーズを理解できないまま暗唱したものでした。
それから英語に関わること久しく20 年の歳月を過ぎて中条町に「黒船の来航」とでも言うべき事が学生時代の熱い思いを再燃させました。
中条町が街おこしの一環として行なったアメリカ南イリノイ州立大学の誘致。紆余曲折を経て昭和62年6月16目に「基本合意書」が「中部アメリカ大学連合」と中条町とで交わされました。
合意を受けて、現在の胎内市陸上競技場の脇B&G体育の所にプレハブの仮校舎を建設し授業を開始しました。又、夜間は社会人用「イーブニングコース・ナイトクラス」も設けられ初心者・中級者・上級者の3コースが開設され、直接英語に関わる方々だけでなく市井の人々が遠くは旧新津市・新潟市からも参加し大盛況でした。
私も初級者コースに参加したものの、学生時代に習った語彙を思い出し、辞書を捲りなが
ら授業について行くのが大変でした。
クラスが終了すると次回の話題についてテキストが渡されました。家族・地域・趣味などクラスメートが自由に話し合う雰囲気を重んじていたようです。
爾来NHKのラジオビジネス英会話を購読し、ラジオに耳を傾けております。
未だ成果は顕著ではありませんが、放送で聞いた各講師の軽妙酒脱な解説に啓蒙され継続してきて良かったと思っております。
今後は家業である「荒惣の地域貢献」として、プログラミングの講習会を英語で行い、
「技術と語学」の習得をしてもらい「興味と実益」が叶う企画など、ボランティア活動でも出来ればと考えております。

